2020.05.26

「CBT試験=いつでも受験できる」とも限らないのでご注意!

CBT(Computer Based Testing)試験といえば基本的に「随時受験可能」であることが大きな特徴ですが、随時といっても1年365日いつでも受験できるとは限らないので注意が必要です。
ということで今回は、CBT試験の受験可能期間のタイプ分けについてご紹介します。
なお、記事内に出てくる「テストセンター型」と「自宅受験型」という用語については、過去記事「CBT資格には「テストセンター型」と「自宅受験型」がある」にて解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

【1】随時受験可能タイプ
基本的に年間を通していつでも受験できるタイプ。「ただし年末年始の期間だけは休止」とされているケースもありますが、ほぼ1年365日、毎日受験が可能というものです。
たとえば経済学検定(ERE)がこのタイプですが、試験の申込は試験日の1営業日前まで可能なので、やろうと思えば「申込→受験→結果通知」まで24時間以内ですべて完結させることもできてしまったりします。(受験希望日の何日前まで申込可能かは試験によって異なります)
ただ、テストセンター型試験の場合、全国に設置されているテストセンターごとに、受験可能な日程が異なります。たとえば「Aテストセンター会場では毎週水曜以外毎日受験可能で、Bパソコンスクール会場では毎週平日のみ受験可能」というように会場によって受験可能日の設定はまちまちなので、詳細は試験公式サイトの会場一覧の情報をご確認ください。
また、受験可能な「時刻」もテストセンターごとに異なっており、会場・日程によっては受験可能な時間帯がかなり限られるケースもあります。
一方、自宅受験型の場合は、365日24時間本当にいつでも受験可能となっているものが多いです。

【2】特定期間内のみ随時受験可能タイプ
年間を通していつでも受験できるわけではなく、ある限られた一定期間内においてのみ随時受験可能というタイプ。
たとえばビジネス数学検定は4月や6月など「毎年偶数月の期間中は随時受験可能」という形になっています。
また、名探偵コナン検定日本謎解き検定のように、半年に1回程度の頻度で「数日間~数ヶ月」の受験可能期間が設定され、この期間内であればいつでも受験可能というものもあります。
テストセンター型、自宅受験型ともこのようなタイプの試験があり、「油断していたらいつの間にか試験期間が過ぎていた」ということもありえますので、ご注意を。

【3】受験日時限定タイプ
試験の日時が明確に設定されているため、全国の受験者が同じ時刻に一斉に試験サイトにアクセスして受験することになるタイプ。
その性質上、このタイプは主に自宅受験型であり、テストセンター型ではこのタイプの試験は少ないです。
たとえばディープラーニングG検定は直近の2020年第2回試験日が「2020年7月4日(土)13:00より120分」ときっちり定められています。試験会場に関しては自由度がある(自宅のPCからも受験可)ものの、受験可能な日時がかなり限定されてしまうという点では通常の会場型試験とあまり変わらない運用だといえます。
また、CBT試験は基本的に出願に関しては受験希望日ギリギリのタイミング(数日前とか)でも申し込めるものが多いのですが、【3】タイプの試験は試験日よりちょっと早いタイミングで申込が締め切られることが多いです。(この点も通常の会場型試験と近いです)
たとえば前述のディープラーニングG検定の申込締切は6月26日(金)となっていて、試験日ギリギリにいきなり申し込むことはできないスケジュールになっているので、その点も気を付けましょう。

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