
2024年誕生の注目資格・その6
毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2024年誕生の注目資格・その6です。
カーボンニュートラルマネジメント検定
第1回試験日:2024年7月10日(水)~23日(火)
第2回試験日:2024年10月17日(木)~23日(水)
環境や省エネをテーマとした実務誌「環境ビジネス」を刊行する、株式会社宣伝会議の主催により今年誕生した検定。
昨今ビジネスにおいても重要視され、業種・職種にかかわらずすべてのビジネスパーソンが理解しておくべきといわれる「カーボンニュートラル・脱炭素化」について、その推進や実行に必要な知識を体系的に習得するための検定としてリリースされました。
試験はオンライン形式で実施され、対策教材としてオンラインの「カーボンニュートラルマネジメント講座」が用意されています。サステナビリティ、気候変動、エネルギーなどの領域にもかかわる総合的な知識が身につきます。
ジュニアサバイバル検定
第1回試験日:2024年8月22日(木)~24日(土)
第2回試験日:2024年9月14日(土)~16日(月)
愛知県に本部をもつ日本自立力検定協会(運営:一般社団法人みらい学びクリエイト)の主催により今年始まった検定。
アウトドア教育、自然体験、サバイバル活動、防災教育を通じて、子どもたちの「自立力」や「自己肯定感」の向上を目的としており、火起こし、ロープワーク、自然観察、防災調理などのカリキュラムを通して実践的な知識・技能が問われるという非常にユニークな検定です。
小学3年生~中学3年生を対象としており、2024年度は愛知県・岐阜県のアウトドア施設などでの実施が予定されています。
Webスキル実務検定(コーディング実務検定)
第1回試験日:2024年9月28日(土)
デザイナー、コーダー、動画クリエイターなど、Web業界で働くクリエイターのスキルを評価する新検定が登場。「本当に仕事に役立つ資格」をコンセプトとし、第1回試験ではその第1弾として「コーディング実務検定」が実施されます。
オンラインの「学科試験」と、課題制作物を提出する「実技試験」の二段階評価で総合力を判定するという方式となっており、技術的知識だけでなくクリエイターとしての実務遂行スキルも問われる内容となっています。制作課題に対してはプロによるフィードバックも行われます。
コーディング実務検定は年4回の頻度での実施が予定されていますが、他の検定区分の新設も楽しみなところです。
DX経営アドバイザー
第1回試験日:2024年10月21日(月)試験開始
地域経済の活性化や、地方創生に貢献する人材の養成を目的とする一般社団法人 日本金融人材育成協会の主催による資格試験。
同協会はこれまでにも「企業経営アドバイザー」「相続検定」「年金検定」など、個人・法人に対するアドバイザー的な領域の各種資格・検定試験を実施していますが、最近注目されている「DX経営」をテーマとした専門家資格がこのたび新設されます。
出題範囲はシステム関連技術、経営戦略、関連法規、DX支援の方法論などで、「情報処理技術者試験」や「企業経営アドバイザー」の有資格者は一部領域の試験免除を受けることができます。検定試験(CBT形式)の合格と修了講習(対話力向上講習)の受講により資格認定されます。