2021.02.16

経済学を学べる資格

近年、ビジネス誌などでもたびたび「経済学」をテーマとした特集記事が組まれています。会計や時事などの知識と関連して「経済学」をあらためて学び直したいというビジネスパーソンも増えてきていますが、そんな経済学の知見を深められる検定をご紹介します。

経済学検定(ERE)
2002年から約20年にわたって実施されている歴史ある検定で、経済学の知識向上や実力診断を目的として多くの学生や社会人に受験されている試験です。
ミクロ経済学(消費者理論・市場原理・ゲーム理論など)やマクロ経済学(経済統計・金融・財政など)の知識レベルを試すことができます。
従来は会場受験型のペーパー試験として実施されていましたが、2019年からCBT形式での実施に完全移行しており、試験日や会場を自由に選んで受験できるようになりました。結果は合否ではなく7段階のランク(S、A+、A、B+、B、C、D)とスコアで出される形となっています。

銀行業務検定(金融経済3級)
基本的には銀行や金融機関などの職員さん向けの検定ですが、受験資格の制限はなく誰でも受験できるので、金融や経済の知識を深めるためにぜひ一般の人にも受けてみてほしい試験です。
「財務3級」「税務2級」「証券3級」「外国為替2級」といった、金融機関の業務にかかわる多数の種目(受験区分)がある検定なのですが、経済学をテーマとした種目として「金融経済3級」があります。
この種目では大きく「金融」「経済」「財政」の3分野について出題され、経済学の中でも金融業界で重要視される分野についての実践的な知識が学べる内容となっています。

日経TEST
日本経済新聞社が主催する試験。従来、個人受験の場合はペーパー試験型の「全国一斉試験」と、全国約150箇所のテストセンターにてCBT受験できる「テストセンター試験」の2つの受験方法がありましたが、2020年にはコロナ禍に対応して「全国一斉試験」がオンラインで在宅でも受験できるようになりました。
経済学の知識や理論を問うというよりは、「最近○○社と業務提携した企業は?」といった最新の時事・ニュースや国際経済の動向に関連した出題内容となっているのが特徴。ビジネスに役立つ新しい知見や業界の動きについて知るきっかけにもなる試験です。

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