大人が学んでも面白い、夏休み自由研究のネタになりそうな検定・その2
いよいよ夏休みシーズンが到来。小中学生のお子さんがいるご家庭では自由研究のテーマ選びに悩む時期では?ということで、過去記事にて「大人が学んでも面白い、夏休み自由研究のネタになりそうな検定」をご紹介しましたが、今回はその続編です。
大人が学んでも面白い、自由研究のヒントになりそうなテーマの資格・検定をご紹介していきます。
恐竜学検定
北陸新幹線敦賀延伸の影響で、福井の名物?である「恐竜」がいま注目されています。そんな中、なんと今年、恐竜学検定がスタートします!
恐竜の研究は年々進んでおり、近年は毎年のように新しい種が発見されたり、これまで不明だった恐竜の体色がわかってきたり、「ティラノサウルスには羽毛が生えていた」という説が出てきていたりと、ひと昔前の恐竜知識はどんどん更新されています。大人がいま学んでも「昔はこう言われてたはずだけど、今はここまでわかってるんだ!」という発見や面白さが大いにあるはずです。
検定公式テキストがちょうど7月に発刊されますので、ぜひ最新の「恐竜学」に多くの人にふれてみてほしいです。自由研究と夏の旅行を兼ねて福井を実際に訪れてみるのも面白そうですね。
土壌医検定
植物に関する自由研究の参考になりそうな検定。農作物にかかわる土壌診断や病害防止などに携わる「土のお医者さん」の検定ということで、土づくり、土壌改良、施肥管理などの知識や、主要作物ごとの栽培特性などが学べます。
ある程度専門的な化学や生物学などの知識も問われますが、3級・2級は受験制限は特になく、小中学生でも受験可能なマークシート方式の試験です(1級は実務経験が必要で、レポートなどもあり)。
自由研究のみならず、家庭菜園や農業などにも役立つ専門知識が学べるので、大人が受けてももちろん有用な内容です。
生物分類技能検定
子どもならみんな大好き?な「生き物」をテーマとした検定。地球上に存在するさまざまな動植物の分類や生態に関する知識問題に加えて、「植物の葉脈をスケッチする」といったユニークな実技問題が出されたりもします。
生命の進化の過程や多様性について学べたり、「へぇこんな変わった生き物がいるんだな」という面白い発見もたくさんあります。
4級(小学生以上向け)・3級(高校生以上向け)は生物一般を対象とした基本知識を問う内容ですが、2級・1級は「動物部門」「植物部門」「水圏生物部門」の3つに分かれ、それぞれ部門ごとに独立した試験として実施されています。
4級・3級の合格者には「生物分類技能検定オリジナル野帳(フィールドノート)」がプレゼントされるという嬉しい特典もあるので、自然や生き物にふれる楽しさをより深めるためのきっかけとしてぜひご活用ください。
天文宇宙検定
「天文・宇宙」も、子どもの興味をかきたてるテーマのひとつ。毎年夏頃には「ペルセウス座流星群」が極大となり、自由研究のテーマとして選ばれることも多いようですが、国立天文台によると2024年は8月12日深夜~13日未明にかけてが見ごろだそうです。
天文宇宙検定は、宇宙や天体に関してありとあらゆる角度から出題されるのが特徴で、物理学・天文学の理論や、最先端の宇宙研究といった学術的な内容だけでなく、古代の天文知識や、マンガなどに出てくる架空の天体(『ドラゴンボール』の界王星など)に絡めた雑学的な問題まで出題される、とてもユニークな内容となっています。
合格者には松本零士先生の「銀河鉄道999」オリジナルイラスト入り合格証が授与されるほか、成績優秀者にはなんと抽選で天体望遠鏡や家庭用プラネタリウム、宇宙関連書籍などの天文グッズが当たる特典があります! ぜひ高得点目指してチャレンジしてみては。