2022.08.09

大人が学んでも面白い、夏休み自由研究のネタになりそうな検定

いよいよ夏休みのシーズンになりました。小中学生のお子さんがいる家庭では、夏休みの自由研究のテーマ選びに悩む時期かもしれませんが、そんなときはぜひ資格・検定を活用してみてください。
資格・検定とはそもそも、ある特定の分野・テーマについて深く掘り下げて学ぶものですし、昨今は本当にさまざまなジャンルの検定が存在しているので、自由研究のテーマ探し・ネタ探しにはうってつけなのです。
今回はそんな自由研究のヒントになりそうな資格・検定の一例をご紹介します。各資格の参考書を購入して読んでみるだけでも、数多くの新しい知見や発見が得られるので、大人が学んでももちろん面白いですよ。

気象予報士
近年、記録的な大雨や猛暑など、天気にまつわるトピックが毎日のように報道されていますが、天気や気象に興味を持って勉強してみたい、自由研究の題材にしてみたいと考える小中学生も増えているのではないでしょうか。
この分野の代表的な資格といえば気象予報士ですが、合格率4%の難関国家資格でありながら、過去にはなんと小中学生の合格者が何人もいます。興味を持って取り組めば年齢に関係なく何歳からでも学べる分野だといえます。
気象予報士の勉強では、大気の物理学や天気図の読み解き方などが学べ、毎日の天気予報がどのようにつくられているかを垣間見ることもできます。理系知識が必要なちょっと難しい分野もありますが、身近な天気の予測にも役立つ面白い知見が数多く得られます。

3Dプリンター活用技術検定
自由研究の工作を、3Dプリンターを使って作成してみるというのはどうでしょうか。
3Dプリンターとひとくちにいっても、造形に使われる方法や材料にはいろいろな種類があり、実は機器ごとに造形の仕組みはかなり多様です。「こういうモノをつくるにはこの造形法よりもこちらの造形法のほうが向いている」「この造形法にはこんなメリットとデメリットがある」といった特徴が実はさまざまあるものなんです。
3Dプリンターの仕組みを通して、実践的に物理や化学の知識にふれることができますし、ものづくりにおける課題解決力や多面的なものの考え方、空間認識力、美的センスなどを磨くきっかけにもなります。大人も夢中になって楽しめることうけあいです。

山の知識検定
コロナ禍において「密にならない」レジャーとして人気が高まってきているのが、キャンプや登山などのアウトドア分野。そうでなくても夏休みにはよく山へ出掛けるよというご家庭も多いかもしれませんが、山にまつわるあれこれを夏休みの自由研究のテーマとしてみるのも面白いでしょう。
山岳地域特有の地形や気象、動植物など、山は自然に関する研究テーマの宝庫。山の知識検定では他にも、山を安全に楽しむための遭難防止やレスキューに関する知識、地図の読み方や観天望気のノウハウなども身につきますので、山や自然が好きな方にはぜひお薦めしたい検定です。
ただし、この時期、屋外での活動ではくれぐれも熱中症には注意しましょう。

各種ご当地検定
自由研究の題材といえば理科ジャンルのテーマから選ばれがちですが、郷土の歴史や地理など社会ジャンルから選ぶのもよいですね。
地域のことを学ぶ・調べるきっかけとして最適なのが、全国各地のご当地検定。有名どころとしては京都の「京都・観光文化検定」や東京の「東京シティガイド検定」などが挙げられますが、日本全国の県・市・地域レベルでさまざまなものが存在していますので、皆さんがお住まいの地域のご当地検定をぜひ探してみてください。ちなみに私は最近、福島県の「しらかわ検定」や奈良県の「奈良まほろばソムリエ検定」を受験しました。
地元の人でも意外と知らない、歴史・産業・自然などに関する知識をあらためて学び直すことができますし、「もっと深く調べてみたい!」と思えるテーマを見つけるヒントにもなるはずですよ。
地域の施設やお店で優待を受けられる合格者特典が設けられている検定も数多くあります。

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