2021.03.02

資格試験の結果がダメだったときに反省したいこと

社会人が働きながら資格試験の合格を目指す場合、仕事の影響で計画通りに勉強時間を確保できなかったりすることも多く、1回の挑戦では思うように成果を上げられないこともままあるのが現実です。
思ったように成果が出せなかった場合、失敗は失敗として真摯に受け止め、そこから得られた教訓や反省点を今後に活かしたいものですが、失敗の原因を振り返り、何をどう改善すべきかを考える際に重要なポイントについて書いてみたいと思います。

試験勉強での典型的な失敗例は、「勉強時間が足りなかった」「問題集を3周はまわす予定だったが1周しかできなかった」といった、「やるつもりだったことを中途半端にしかやれなかった」というパターンではないでしょうか?
これは一見「こなすべきタスク量が想定より多かった」というタスク側の要因であるようにも思えますが、実はそうではなく、「自分のタスク処理能力や遂行能力を過大に見積もっていた」という「自分側の要因」ととらえるべきではないかと私は考えます。

つまり、「自分が一日にこなせる勉強量はどれくらいか?」「参考書の内容を完全にモノにするまでにはどのくらい読み込みが必要か?」といった、自分自身の能力や遂行力に対する見積りが甘かったということです。
ぜひこれを機に、何よりもまず自分自身のこと(能力・性格・行動パターン・向き不向きなど)をあらためて冷静・客観的に分析し、それを織り込んだうえで試験対策の戦略や計画を練り直すようにしたいものです。

また、問題点や反省点ばかりではなく、「こんな環境に身を置いてみたら集中して勉強できた」というようなポジティブな気付きも、きっと試験勉強の過程において何かあったはずです。
ぜひそうした情報をもとに自分自身のスペックや特質に関する認識をアップデートしながら、今後の勉強や仕事にも活かしていきましょう。

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