2021.05.11

外国語検定(英語以外)が続々リニューアルされます

実は今年、いくつもの外国語検定(英語以外の)について、試験制度のリニューアル情報が発表されていますので、まとめてご紹介したいと思います。
リニューアルの背景としては新型コロナウイルスの影響も大きいと思われますが、オンライン試験の導入など、受験がしやすくなる形のリニューアルが多いですので、ぜひこの機会に受験を検討されてみてはいかがでしょうか。

スペイン語技能検定
2021年度春季試験(6月)から、各級の試験内容が大幅リニューアルされます。
・二次試験(面接)はこれまで3級~1級で実施されていたところ、今後は2級・1級のみとなります。
・リスニング問題はこれまで5級・4級で出題されていたところ、今後は6級~1級のすべての級で出題されます。
・これまでは全体的に記述式問題が主体の試験内容でしたが、今後は6級~3級はマークシート形式の問題がメインとなります。
スペイン語技能検定は従来、5級・4級といった初級レベルの級でも記述式問題が多数出題されていたため、他の外国語検定と比較してやや難易度が高い印象がありましたが、今後はもっと気軽に受験できるようになりそうです。

中国語検定
2021年6月試験より、2級以上の出題形式が一部リニューアルされます。
従来、2級~1級の記述式問題では「日本語の短文を中国語に訳す」形式の問題が出題されていましたが、今後はこれに加えて作文形式の問題が出題されることとなります。
具体的な出題例が検定公式サイトに挙げられていますが、「“○○”について、“△△”“□□”という語句を使って中国語の文章を書け」という形式の問題となるようです。ある程度自由に文章を作れる分、従来より解きやすい問題といえるかもしれません。

実用イタリア語検定
2022年春季試験をオンライン形式で実施予定との情報が出されています。
オンライン試験の具体的な日程や実施方法については今後発表予定とのことですが、おそらくは従来型試験よりも受験しやすい形になるのではと思われますので、続報が楽しみなところです。
この回限定でオンライン実施となるのか、それとも今後完全にオンライン試験に移行することになるのか、といった点も気になりますね。

実用フランス語技能検定
2021年度春季試験(6月)において、準2級~1級の面接試験をオンライン(Zoom)で行うことを検討中、との情報が発表されています。
もし実現されれば受験者にとってはよりリラックスできる環境で受験することができるようになり、有利な状況で挑めることになるといえそうです。
本件はあくまで「この回限りの特例」としてアナウンスされていますが、状況によっては継続して実施されるかもしれませんね。

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