2019.02.26

短期集中型勉強のススメ

「試験合格のために数ヶ月単位の勉強計画を立てたけれど、本当に真剣に勉強したのはせいぜい試験直前の数週間とか数日間だけだった…」という経験はないでしょうか?
これは裏を返すと、「必死になって本気で取り組めば、そのくらい短い時間しかかけなくても、結果が出せる可能性はじゅうぶんある」ということです。
仕事が忙しくて勉強時間がなかなかとれないという人は、あえて「短期集中型」の勉強で極力時間をかけずにやる、という取り組み方をぜひ意識してみてください。

勉強のスピード感を極限まで高めることは、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」の問題です。
特定の期限までにアウトプットや成果を出さなければならないという状況になると、集中力や真剣味が高まって、締切が迫るにつれて普段以上の力が出せるようになります。これを「締切効果」といいます。

「締切効果」で自分を追い込む仕掛けをつくることで、勉強のスピードアップは自分の想像以上に実現可能です。

そもそも、勉強にかける期間は長ければ長いほどいいと考える人もいるかもしれませんが、あまりに長くなってくると逆に、モチベーションやコンディションを高く保ち続けるのが大変になってきます。
長期間にわたる勉強では、いわゆる「スランプ」や「中だるみ」と呼ばれる停滞期が必ずと言っていいほど発生するのはこのためです。

であれば最初から、自分が「これくらいかかるかなと思える期間」の半分の期間で、なんとかそれを達成することに挑戦してみてはいかがでしょうか。
たとえば、「普通に考えたら対策に半年はかかると思われる試験に、3ヶ月計画で挑む」などです。

うまくいけば結果的に「時間対効果」を極大化できることになりますし、もしうまくいかなかったとしても、本気で走った3ヶ月間で身に付いたものは、無難に半年計画で挑んだ場合のうちの3ヶ月分と比較しても、非常に密度の濃いものになっているはずです。

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