2024.11.26

マネーの資格はFPだけじゃない!

お金にまつわる資格といえばやはりファイナンシャルプランナー(FP)が「テッパン」だといえます。
投資・税・相続・不動産などマネーに関する幅広い領域について学べる、非常に有用なFP資格ですが、他にも個々の領域についてより実践的な知識・ノウハウが学べる資格や、FP試験では深く取り扱わない領域を専門的に学べる検定も多くあります。
ということで今回は、FP資格とあわせて取ることでシナジー効果が発揮される期待度も高いのでぜひ学んでみては?という資格・検定をご紹介します。

銀行業務検定
名称のとおり基本的には銀行員など金融業界の人向けの検定ですが、受験自体は一般の人でも可能です。金融業界向けの試験ということは、「金融機関側の視点」から各種知識やノウハウを学べるということ。マネー領域の実践的・専門的な知識を身につけたいという人にぜひおすすめしたい検定です。
「財務3級」「外国為替2級」「証券3級」「相続アドバイザー2級」など、さまざまな種目の試験に細分化されているのが特徴。ひとくちにマネーといっても具体的には投資・税金・年金などさまざまな領域があるので、自分が興味のある分野をピンポイントで深く勉強してみたいという人にはぴったりの資格です。
詳細は過去記事『金融業界の方以外にもぜひ受けてほしい「銀行業務検定」』もぜひご覧ください。

DCアドバイザー
DCとは「Defined Contribution」の略で、「確定拠出年金」のこと。「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の普及で近年はかなり一般にも知られるようになってきた確定拠出年金ですが、DCアドバイザーは「iDeCo」の名称が登場するより15年近く前、確定拠出年金法が施行された当初から実施されている、歴史ある資格試験です。
試験内容は確定拠出年金の領域だけに限ったものではなく、年金制度や社会保険全般、資産運用などについても学べる内容となっています。
近年は会場型筆記試験に加えてオンライン試験形式でも受験できるようになっています。

所得税法能力検定
「103万円の壁」の話題でも最近注目されている所得税法のしくみについて学べる検定。節税に役立つ知識も身につく、非常に有益な資格です。
FP試験でも「タックスプランニング」という科目があるものの、各種所得の資料から最終的な税額を算出するような具体的なところまで問われる問題は基本的に出ません。所得税法能力検定ではかなり実践的な計算問題も出るので、「具体的な税額の算出方法までしっかり学んでみたい」という人におすすめです。
関連資格として「法人税法能力検定」「消費税法能力検定」「相続税法能力検定」もありますので、「税法について学んでみたいけど、税理士試験はちょっとハードルが高すぎる…」という人はぜひチェックしてみていただければと思います。

日経TEST
名称のとおり日本経済新聞社(日経)が主催する試験で、単純な知識だけではなく、経済・ビジネスを読み解く力や考える力を問う内容となっているのが特徴。
出題範囲は「経営環境」「企業戦略」「会計・財務」「法務・人事」「マーケティング・販売」「生産・テクノロジー」の6ジャンルで、経済やマネーにかかわる幅広い領域についての感度を磨くきっかけとして有用です。就活生にもオススメ。
時事やビジネス基礎知識に加えて、資料解釈やクイズ的な問題も出題されるのも面白いところ。結果は合否ではなく出題ジャンルごとのスコアで出され、あなたの「経済知力」が客観的に測定されます。

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