2023.07.25

日本のちょっとディープな観光知識を学べる検定

いよいよ夏休みシーズン。コロナ禍の期間中はなかなか行きにくかった旅行に今年こそ出掛けたい!という人も多いのではないでしょうか。世界遺産などの有名観光地もいいですが、日本国内にはまだまだ知られざる魅力的な観光スポットがたくさんあります。
今回はそんな「知られざるディープな観光スポットや観光情報」を探すのに有用な、旅行分野の各種検定をご紹介します。検定で学んでから行くと旅がより楽しめるはずですし、合格すると関連スポットの入場料割引等の特典が受けられる検定もありますよ!

日本遺産検定
「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語る「ストーリー」を文化庁が認定しているもので、2023年7月現在で104件の日本遺産が認定されています。そして日本遺産検定は2023年7月に第1回試験が実施された、注目の新検定です。
日本遺産ポータルサイト」に掲載されている日本遺産ストーリーの情報が出題範囲となりますが、具体的には「忍びの里 伊賀・甲賀」「絶景の宝庫 和歌の浦」「関門“ノスタルジック”海峡」など、日本各地のぜひ訪れてみたくなる地域の情報が満載です。
有名観光地ばかりではなく穴場的なスポットも数多くあるので、「普通に旅行するだけでは面白くない!」「どうせ行くならよりディープな体験ができるところに行ってみたい!」という人にはぴったりの情報が得られる検定です。

観光特産士検定
観光地や名所というよりは、全国各地の伝統工芸品・郷土料理・駅弁・土産物などの特産品にフォーカスした非常にユニークな検定。
たとえば「宮城のずんだ餅」「富山のますのすし」などは全国的に有名ですが、この検定を勉強してみると他にも全国各地にディープな特産品がたくさんあることがわかります。観光をより楽しむための知識が得られるのはもちろんですが、同僚や親戚への「お土産・贈答品選び」を考える際にも役立つ知識となることでしょう。
全国各地の特産品のバリエーションやオリジナリティには本当に驚かされますが、ビジネスの観点から見ても、全国の特産物から着想を得た新商品開発や新規ビジネス、町おこしなどのアイデアもいろいろ生まれてくるはずです。

夜景観光士検定
観光というジャンルの中でも「夜景観光」というテーマに特化した検定。従来は「夜景観賞士検定」という名称で実施されていた検定ですが、2019年から「夜景観光士検定」としてリニューアルされました。
試験内容としては、全国の自治体における夜景観光への取り組みなど、夜景観光の総論的な内容に加えて、全国各地に存在する「日本夜景遺産」のスポット情報などから出題されます。
日本夜景遺産のサイトでは、全国各地の美しい夜景が見られるスポットや祭り、イベントなどの情報が網羅されているので、旅行計画を立てる際に大いに役立つ情報が得られることでしょう。
また、検定合格者には、夜景が楽しめる展望施設に特別割引価格で入場できるなどの特典もありますのでぜひチェックを。

全国道の駅検定
日本全国の「道の駅」をテーマとした、これまたユニークな検定。オリジナリティあふれる名物グルメや一風変わった施設をもつユニークな道の駅が近年さまざま出てきていますが、そんな全国の道の駅の特徴や、各地域の地理・歴史・文化などを楽しく学ぶことができる検定です。
試験はオンラインもしくは郵送形式で手軽に受験でき、受けてみると「こんな面白い道の駅があるならぜひ行ってみたい!」と思える道の駅がきっと見つかるはずです。
試験ジャンルは「オールジャンル」「グルメ編」「エンタメ編」「温泉編」の4つがあり、目的に合ったテーマを選べるのも特徴。普通の観光ガイドブックや旅行情報サイトには載っていないような、地域のディープな魅力が再発見できる検定だといえるでしょう。

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