2019.01.22

和の文化を学べる資格

2020東京オリンピックや2025大阪万博を控え、近年日本を訪れる外国人観光客の数が急激な勢いで増加してきています。そういう時代だからこそ、われわれ日本人もあらためて日本の良さや文化について正しく理解しておく必要があるのではないでしょうか。
というわけで今回は「和の文化を学べる資格」と題しまして、日本が誇る様々な文化について学べる資格・検定をご紹介していきたいと思います。

江戸文化歴史検定
江戸の文化や出来事、人物、暮らしなどについての知識を幅広く問う検定試験。知って楽しい歴史雑学的な問題も数多く出題され、繰り返し何回受験しても楽しめる検定です。毎年「今年のお題」が設定され、問題のうち約2割は毎回異なるテーマから出題されるのが特徴。2018年のお題は「江戸のヒロインたち」で、江戸時代に活躍した女性に焦点を当てた内容でした。過去には「疾走! 幕末・維新 新選組結成から戊辰戦争まで」「天下大変 ~江戸の災害と復興~」「祭りだ!わっしょい」などの興味深いテーマが設定されています。

京都・観光文化検定
「ご当地検定」ブームのさきがけ的存在といえる検定のひとつ。京都の寺社や祭り、自然、美術工芸など、京都の歴史・文化について幅広く出題されます。約400ページもの分厚さを誇る公式テキストは非常に読み応えアリ。というか、覚えなければならない寺や神社の数があまりにも多すぎです(笑)。この検定も毎年異なるテーマが設定され、「京都の大学」「京都をテーマとした名曲」「そうだ 京都、行こう。」などちょっと変わったテーマから出題されることもあります。

きもの文化検定
日本の文化といえばきもの。京友禅・大島紬など全国各地のきものの特徴や、きものの部位・文様の名称といった、きものに関する幅広い知識が問われる検定試験です。上位の級の難易度はかなり高く設定されていて、特に2級・1級は択一式問題がほぼなく、ほぼ全問記述・論述式問題となっているのが特徴。1級は合格率3%の超狭き門となる年もあるとか…。

茶道文化検定
日本の文化といえば茶道。茶の歴史や茶道具、茶室、懐石など、茶道にまつわるあらゆることから出題され、わびさびの心を体感できる検定です。ちなみにお点前の実技などが課されることはなく、筆記問題のみの出題です。合格者には全国各地のさまざまな博物館・美術館などで入館料等の優待が受けられる特典がありますよ。

和食検定
ヘルシー志向の高まりなどの影響で、近年海外でも和食が非常に人気です。日本の食文化を正しく理解し、伝えるための知識を問う検定がこの和食検定。こちらも公式テキストがとても分厚くて、「入門編」が276ページ、「基本編」が398ページ、「実務編」が384ページ(すべてB5判)というとんでもないボリュームです。和食知識のすべてがここにあると言っても過言ではありません。問題数も四択問題200問と、全問解き切るだけでもしんどいレベルです。和食を極めたい方はぜひ。

日本文学検定
古事記から村上春樹まで、幅広い時代の日本文学をテーマとした検定試験。「3級(古典)」「3級(近現代)」「2級(古典)」「2級(近現代)」の4つの試験区分があり、「古典」では上代から近世まで、「近現代」では明治以降の日本文学を試験範囲とします。作家やその代表作といった表面的な知識だけではなく、文学作品の内容のかなり細かいところや作家のプライベート情報まで問われるという、想像以上にマニアックな内容となっています。

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