2024年誕生の注目資格・その3

毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2024年誕生の注目資格・その3です。

麹検定
第1回試験日：2024年5月11日(土)
室町時代創業の種麹メーカー「糀屋三左衛門」のグループ企業である株式会社ビオックの主催により新設される検定。
味噌・醤油・清酒・米酢など、身近な食品や調味料の原材料となる「麹」をよりおいしく楽しく活用できる知識を学べる内容となっています。
試験ランク（級）としては生活者向けの3級、食品業界の方向けの2級、プロ向けの1級があり、第1回試験は全国のテストセンターで受験できるCBT形式にて3級試験が実施されます。2級・1級は今後順次実施予定です。

Pythonプログラミング能力認定試験
第1回試験日：団体受験は2024年6月開始／個人受験は2024年度中に開始予定
IT分野を中心とした各種資格試験を実施している株式会社サーティファイからリリースされる新検定。
同社は従来から、プログラミング言語の知識・スキルを測定する「C言語プログラミング能力認定試験」「Javaプログラミング能力認定試験」といった試験を主催していましたが、これらに加えて近年開発現場で人気の高い言語「Python」の試験が新たにラインナップに加わる形です。
当面は団体受験の形式でのみ実施される予定ですが、個人向けの公開試験も2024年度中の開始が予定されており、リモートWebテスト形式で実施されます。

宝石検定
第1回試験日：2024年11月10日(日)
宝石の正しい知識と情報を社会に広く発信する活動を行っている一般社団法人 日本宝石協会の主催により、この秋誕生する新検定。
宝石の種類や特徴、産地、色彩、化学組成、採掘、取扱いなど、宝石にまつわる幅広い領域の知識が問われる内容で、3級・2級用の公式テキストが2024年6月に刊行予定となっています。
2024年試験では3級（基礎レベル）と2級（中級レベル）がオンライン試験形式で実施され、2025年以降には準1級（上級レベル）と1級（最高峰レベル）の実施も予定されています。

登録日本語教員
第1回試験日：2024年11月17日(日)
昨今、日本語を学ぶ外国人留学生が増加する一方で、日本語教師の人材が慢性的に不足しているという状況をふまえ、日本語教育の質の確保のため、2024年4月からついに国家資格「登録日本語教員」の制度運用が開始されます。
今後は、一定の基準を満たす「認定日本語教育機関」で日本語教師として教える際には、登録日本語教員の有資格者であることが必須となります。資格取得のためには国家試験と実践研修にパスする必要があります。
当記事執筆時点では第1回試験の試験日など一部の情報のみが発表されており、詳細な実施要項は今後順次公表予定となっています。今後の進展に要注目です。