2019.09.10

「芸術の秋」を楽しむ資格

9月に入り、ようやく暑さも少しは和らいで、秋を感じられる季節になってきました。ということで今回は「芸術の秋」にまつわる資格・検定をご紹介したいと思います。ぜひこの機会に資格・検定を活用して、アートにまつわる一歩進んだ大人の教養・知識を深めるきっかけとされてみてはいかがでしょうか。
ただ、今回は「芸術の秋」をテーマとはしていますが、ご紹介するのはあくまで「芸術分野の資格・検定」であって、必ずしも「秋に受験できる」とは限らないものも含まれていますので、あしからずご了承ください。(でも、検定公式テキストを眺めてみるだけでも面白いですよ!)

美術検定
「美術手帖」をはじめとして多くの美術・芸術書を刊行する美術出版社が主催する検定。西洋美術・日本美術史を中心に、建築工芸、写真映像、現代美術、美術館など、美術にまつわる幅広い内容が出題されます。あらためて美術の歴史や鑑賞法を勉強してみると、歴史・宗教・文化といった背景とも相まって「教養力」が大きく高まるばかりか、自分の中で新しい世界や視点も開けてくること間違いありません。実際に行ってみたい!見てみたい!と思える美術館や作品もきっとたくさん見つかることでしょう。

映画検定
鑑賞する者の感性を複合的な観点から刺激する「総合芸術」として評価される「映画」をテーマとした検定。キネマ旬報社の主催により2006年から実施されているもので、2014年の第9回試験をもってしばらくの間休止状態となっていたのですが、2019年に待望の復活を遂げます。より受験しやすくリニューアルされ、合格者特典も豪華になって帰ってきました!そしてなんとYahoo!映画の特設サイトでは、映画検定に出題される作品が続々と無料配信(期間限定)されています。これはもう、秋の夜長は映画鑑賞で決まり!ですね。

フォトマスター検定
高性能なカメラが手頃な価格で入手できるようになり、スマートフォンでもかなり質の高い写真が撮れるようになってきた昨今、写真撮影を趣味にする人もずいぶん増えてきましたね。フォトマスター検定は、カメラの基本的な機能・使い方の知識や撮影テクニックはもちろん、フォトレタッチのノウハウなども学べます。芸術としての写真スキルを身につけたい人から、「SNS用の写真をもっとうまく撮れるようになりたい!」という人まで、幅広い層の方にぜひチェックしてみていただきたい検定です。

アンティーク検定(西洋アンティーク鑑定検定)
陶磁器・家具・ジュエリーなど、さまざまなジャンルのアンティークや装飾芸術をテーマとした検定。「目利きとしての洞察力を養い、アンティークを愛で、日常生活に活かして愉しむ」ことをコンセプトとしており、アンティークや美術工芸品だけでなく、西洋美術史や英語・フランス語、アンティーク市場などの知識も問われます。資格認定には「試験コース」と「講習コース」の2つのコースがあります。

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