2020.06.09

注目のCBT資格(テストセンター型)・その2

受験する日時・会場を自由に選んで受験できるCBT(Computer Based Testing)形式の注目資格について定期的にご紹介しています。
今回は、全国各地のテスト事業者の施設やパソコンスクールなどで受験できる「テストセンター型」のCBT資格・その2です。

Web検定
新型コロナの影響を比較的受けにくい業界(コロナ時代にも活躍が見込める領域)といえばやはりWeb・IT関連の業界・職種が挙げられるかと思います。「Webに関わるすべての人の標準知識」を掲げ、Web関連の仕事力アップを目指して実施されているのがこのWeb検定です。
試験区分は4つに分かれており、ベースとなる横断的な標準知識を扱う「Webリテラシー」と、専門知識を深く掘り下げる「Webデザイナー」「Webディレクター」「Webプロデューサー」の専門3分野があります。定期的に公式テキストや試験範囲が改訂され、Web業界の最新の動向にあわせた内容にアップデートされています。

不動産仲介士
特定非営利活動法人 日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会の主催による、不動産仲介営業に必要となる知識とスキルを問う試験。もともとは会場型ペーパー試験形式で実施されていたのですが、2019年度からCBT形式に移行されて受験しやすくなりました。
国家資格である「宅建士」が宅建業法や民法など不動産関連法規を主な試験内容としているのに対して、不動産仲介士は建築知識、物件調査、集客・接客など営業実務を中心とした内容になっているのが特徴。不動産流通実務に携わる人ならばぜひ宅建士とあわせて勉強してみたい資格です。

IPO実務検定
企業のIPO(Initial Public Offering:新規上場)にかかわる法律、制度、経営管理、財務などの実務知識をはかる検定。IPO実務はスキルを習得・学習するための手段・機会がかなり限られる、極めて専門的な実務領域だとされますが、そんな専門知識を学ぶ・深めるためのツールとして活用してもらうことを目的に実施されている試験です。
法務・財務・経営といった部門のビジネスパーソンに有用なアドバンススキルが身につくので、上場を目指すベンチャー企業などへの転職にも有利に働くかもしれませんね。

Pythonエンジニア認定試験
その使いやすさから近年最も注目されているプログラミング言語のひとつ「Python」のスキルを認定する試験で、主催団体は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会。現時点では「基礎試験」と「データ分析試験」の2つの試験区分が設定されています。
「Microsoft Office Specialist(MOS)」や「ビジネス統計スペシャリスト」のCBT試験実施団体でもある(株)オデッセイ コミュニケーションズのテストセンター(全国)にて、年間を通して受験が可能です。

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