2022.02.08

試験日直前に最終確認しておきたい5つのこと

2月に入り大学入試のシーズンということで、前回の「試験直前の最後の最後に勉強する内容を決める」に引き続き、試験直前期の過ごし方に関するトピックです。
試験本番で自分の実力を出し切るためには、緊張や焦りなどの「心を乱す要素」をできる限り排除することを心掛けたいもの。そのためには、試験当日の流れや行動をあらかじめ具体的にシミュレーションしておくことが有効。しっかり準備しておけば、想定外のトラブルがあっても心を乱さず冷静に対応することができます。
そこで今回は、試験日直前に(遅くとも試験日前日までには)最終確認しておきたい5つのことについてまとめてみました。

①試験当日の天気
天気予報で当日の天候を必ず確認しておきしょう。天気によっては会場までの交通手段やルートが変わってくることもあるかもしれません。
試験の時期によっては台風や大雪などで公共交通機関が使えないこともあるため、秋・冬のシーズンは特に注意が必要です。
よほどの悪天候の場合、試験実施団体の公式サイト上で試験の実施・中止に関するアナウンスがなされることもあるので、試験直前期には一度あらためて試験サイトをチェックしてみることをおすすめします。

②持ち物
受験票は当然必須として、その他の必要な持ち物も、忘れることのないように「持ち物リスト」を事前に作成しておきましょう。持ち物やToDoのリストを作ると、冷静になれて不安を解消できる効果もあります。
筆記用具、電卓、飲料、ハンカチ、タオル、ポケットティッシュ、暑さ・寒さ対策のための衣類、使い捨てカイロ、傘、お守りなど、必要なもの・持っていきたいものを決めて、できるだけ試験前日のうちにカバンにまとめておくようにしましょう。
試験会場に持っていく教材、というより「試験当日、本当の最後の最後にチェックする教材」を決めて用意しておくことも重要です。

③タイムスケジュール
試験時刻や集合時刻を確実に確認しておくのはもちろんですが、それをふまえたうえで、起床時刻や食事の時刻、家を出る時刻も事前に決めておきましょう。
試験会場には、遅くとも試験開始時刻の30分前までには到着しているようにするのが理想。移動時間にはある程度余裕をみておかないと、移動中に何かトラブルがあったときに間に合わなくなってしまうこともありますし、焦りがメンタルに負の影響を及ぼします。
また、試験開始が午後からの場合は、昼食をとってすぐだと試験中に眠くなってしまい集中できないケースもあるので、場合によっては起床や食事の時刻をあえて普段とはずらすことを考えてみるのもいいでしょう。

④試験会場までのルート
試験会場までの交通手段・ルートもあらかじめ確認しておきます。まったく知らない・行ったことのない場所であれば、できるだけ事前に一度実際に行ってみることをおすすめします。試験会場に「以前行ったことがある」場合と、「はじめて行く場所である」場合とでは、試験当日に抱く不安の度合いが大きく違うからです。
また、試験会場が大学の場合、「大学が休みの日は正門が閉まっていて、西門からしか入れない」というようなこともあるので、こういった情報も必ずチェックしておきましょう。

⑤試験会場近辺の勉強・待機用スペース
試験が午前と午後に分かれており「昼休み」の時間帯がある場合や、会場に早く着きすぎたような場合は、会場近辺で快適に過ごせる場所(ラウンジスペースや飲食店など)があるかどうかの情報を知っていると、より効果的な時間の使い方ができます。
試験本番の本当に直前、最後の最後の勉強が想像以上に得点を左右することもあるので、勉強しやすいスペースの確保も意外と重要になってくるのです。
私自身、都内でよく試験会場となる大学や最寄り駅ごとに「試験当日に勉強する場所」をだいたい決めています。日曜日にラウンジスペースが開放されている大学や公共施設もあるので、そういった情報を把握・蓄積しておくのです。
会場近くのカフェなど「わかりやすすぎる場所」は多くの受験生で混んでしまうので、あまり知られていない穴場的な場所を知っていると有利ですよ。

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