2022.01.25

試験直前の最後の最後に勉強する内容を決める

大学入試のシーズンに入りましたが、大学入試でも資格試験でも、試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するためには、スポーツなどと同様に「本番直前の最終調整」がとても重要です。
試験本番の本当に直前(数分前~数時間前)に勉強した内容次第で、試験の結果が大きく変わることも実際あります。
そのため、試験直前期の勉強では、「本当の最後の最後の勉強で何をやるかを決める」こともまた非常に重要なのです。

この「最後の最後に何をやるべきか」は、試験日の2~3日前頃の状況や勉強進捗によって流動的に変わってきます。
たとえば「完全に理解しきれていない単元がいくつか残っている」「試験直前にあらためてしっかり見直しておきたいところが出てきた」「何回やっても覚えられないので直前に詰め込みたい暗記項目が出てきた」といったようなことは、勉強の早期段階で明確に予見できることではなく、試験直前期に顕在化してくることなので、このタイミングで臨機応変に対応していく必要があります。

試験日の2~3日前頃の段階で、一度あらためて現状を冷静に分析し、まだマスターしきれていない単元や、直前に詰め込みたいポイントの内容・量などについてざっと整理してみましょう。場合によってはこのタイミングで「捨てる」選択をすべき箇所も出てくるかもしれません。それをふまえて、試験直前の最後の最後に何をやるかを決めていくのです。
最後の勉強で何をやるかが決まったら、それを効率的に行えるように、やる前日には「使う教材などのピックアップや準備」をします。あとは試験の前日や当日、迷わずそれを実行するのみです。
やることをきっぱり決めて余計なことを考えずに取り組むことで、試験直前期に特有の焦りや不安も吹き飛ばせるという効果もあります。

また、「試験当日に試験会場で最後にチェックする教材として何を持っていくか」を決めることも重要です。
必要以上に何でもかんでも持っていくのは考えものですが、当日試験会場に着いてから「ああ、あの本も持ってきておけばよかった!」と後悔するようなことになってしまうと精神衛生上もよろしくありませんので、「実際には使わないかもしれない教材も一応念のため持っていく」というくらいがちょうどいいかもしれません。
最後まで望みを捨てずに、できる限りのことはやっておきましょう!

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