2019.07.30

Excelスキルを高める資格

オフィスワークで有用なスキル・重宝されるスキルといえば、やはりなんだかんだ言ってExcel(Microsoft Officeの表計算ソフト)の実務スキルではないでしょうか。ということで今回は、試験勉強を通じて実践的なExcelスキルを高めることができる資格・検定についてご紹介します。
なお、今回ご紹介する資格試験はすべてCBT形式(コンピュータ試験)。全国のテストセンターにて随時試験が実施されており、自分の都合のよい日時・会場を選択して受験可能なので、「受験しやすい」という点でもおすすめな資格です。

Microsoft Office Specialist(MOS)
パソコンで実際にExcelを操作して解答するという形式の試験で、Excel操作に関する実践的な知識やスキルが身につきます。参考書や対策教材での勉強を進めていく中で、「Excelにはこんな機能があるのか!初めて知った!」という有用な発見がいくつもあるはずです。Excelのバージョン(2016・2013・2010)ごとに試験区分があり、バージョンごとに「一般」「上級」の2つの試験ランクがあります。

日商PC検定(データ活用)
試験内容は知識科目と実技科目とに分かれており、実技科目ではMOSと同様、Excelを実際に操作してさまざまな処理を行い、その結果について解答するというような問題が出題されます。大量の数値データをまとめてグラフを作成したり、集計結果をもとに分析を行ったりといった、実際のオフィスワークの場面でいかにもありそうなタスクに挑むような内容で、とても実践的です。

VBAエキスパート
VBAとは「Visual Basic for Applications」の略で、Excel上で動かすことができるプログラミング言語です。VBAを活用すると、Excelのさまざまな作業を高速化・自動化したり、人力では難しい処理を簡単に実行したりすることができます。VBAスキルのあるなしで業務の効率や正確性に絶大な差が出てくるので、職場で重宝されるスキルであること間違いなしです。VBAは「Excel中級者が次に目指すべき発展的なスキル」として非常におすすめです。

日商プログラミング検定
日本商工会議所から2019年に新しくリリースされたばかりの検定。Excelというよりプログラミングをテーマとした検定ですが、4つある試験レベルのうち「STANDARD」では言語を「Java」「C言語」「VBA」から選択します。「VBA」を選択すると、「Excel VBAでこんな処理を行いたい場合に、どんなプログラムを組んだらよいか」というような、コードの穴埋め問題などが出題されます。Excelという身近なソフトをベースにプログラミングの基本を勉強することができるので、「プログラミングを勉強してみたいけど、いきなりJavaとかやるのは敷居が高い」という方にもおすすめです。

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