2022.09.13

スキマ時間をみずからつくる

多忙なビジネスパーソンが働きながら勉強時間を確保するためにポイントとなるのが「スキマ時間の有効活用」です。
「スキマ時間」とは、日々の生活のなかのちょっとした移動時間や待ち時間など、一時的・偶発的に発生する空き時間のこと。
せっかくできた貴重な時間を無駄にせず勉強にあてよう、ということですが、さらにもう一歩進んで、スキマ時間を「みずから積極的に作り出す」こともぜひ実践してみましょう。
というのも、「スキマ時間での勉強」のほうが、「普通に時間をとって勉強する」よりもむしろ効果的に勉強できるからです。

スキマ時間での勉強は、使える時間に限りがあることにより「あと○分以内でなんとかこのページを終わらせよう!」という意識が働く(締切効果)ので、短い時間のなかで高い集中力とスピード感を持って勉強に臨むことができます。
長時間の勉強と比べて「勉強時間1分あたりの勉強密度」を何倍も高くでき、より高い瞬発力を発揮した勉強ができるのです。
「何時間もぶっ続けで勉強するのは苦手」という人でも、たとえば5分だけなら「ちょっと頑張って勉強してみるか」となるので、行動を勉強へと移す心理的ハードルを下げることにもなります。
こんなに利点のあるスキマ時間勉強を、「たまたま発生した空き時間にだけしかやらない」というのは実にもったいないことです。

ということで、「スキマ時間を自ら作り出す」ことをぜひ実践してみましょう。たとえば、
・食事やお風呂の前に、10分だけあえて勉強する時間をつくる
・「毎日○時から10分間だけ勉強する」というマイルールを設定してみる
・60分勉強するなら、勉強時間を「1時間まとめて確保する」のではなく、あえて「15分×4回のコマギレ時間に分割」してみる
という感じです。

長時間ダラダラやるよりも、あえて「短時間集中を複数回」繰り返すほうが、トータルではより密度の濃い勉強ができるようになるので、「集中力が続かない」「勉強や読書が苦手」という人こそぜひ試してみてください。

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