2023.04.11

新しい時代のビジネスマナーを学べる資格

新社会人が街にあふれる4月。過去記事「新社会人にぜひ学んでほしいビジネスマナー系資格」では、ビジネスマナーを学ぶきっかけとして有用な各種資格・検定をご紹介しましたが、近年はインターネット上のマナーなど、従来より広い領域におけるマナーや礼儀を身につけることも重要になってきています
そこで今回はマナー系資格記事の続編として、新しい時代のビジネスマナーを学べる資格についてまとめてみました。

令和のマナー検定
Microsoft Office Specialist(MOS)試験などを運営するオデッセイ コミュニケーションズ社から、2023年3月にリリースされた新しい検定。
グローバル化や多様化が進んだ令和の時代ならではの新しいマナーやコミュニケーションのあり方について学べる内容となっていて、具体的には「リモートワークでのコミュニケーション」「SNSの適切な運用」「各種ハラスメントの防止」などが試験内容となっています。
敬語や身だしなみといったベーシックなビジネスマナーに加えて、これからの時代にぜひ身に付けておきたいマナー知識をアップデートできる内容となっています。

ビジネスメール実務検定
マナーの中でも「ビジネスメール」のマナーやコミュニケーションに特化した検定。オンライン試験形式で毎月実施されています。
ビジネスメールに特有の文章やマナーについては、実務で重要なわりには一般的なマナー系の検定や講習ではそこまで深く取り扱われないうえ、社内研修等でも意外と教わる機会がありません。
メールは企業ごとに独自の体裁やルールが定着してしまっていることもあるので、自分では「問題ない」と思えていたとしても、外部の組織の人から見ると違和感がある内容になってしまっているケースも。逆にメール文面の工夫次第でコミュニケーションの円滑さや信頼感を高めることもできるので、この機会にぜひあらためて学んでおきたいノウハウです。

インターネット ルール&マナー検定
情報漏洩、SNSでの誹謗中傷、ネット詐欺など、インターネットを通じたトラブルが毎日のようにニュースで取り上げられている昨今。こうしたトラブルのリスクを避けるために知っておきたい知識やマナーを学べるのがこの検定です。
試験というよりは、問題に答えながらインターネット上のルールやマナーについて気軽に学び直しができるネットコンテンツとして提供されているもので、無料で随時受験可能。
「ビジネス版」「こどもばん」「こどもばん(ふりがな付き)」「大人版」の4つのカテゴリがあり、小中学校でのIT教育にも活用されているそうです。
「ビジネス版」は新社会人があらためてネットリテラシーを身につけるのにちょうどよい内容ですが、ビジネスパーソンだけでなくネットを使うすべての人にぜひあらためて学んでほしい内容です。

ユニバーサルマナー検定
ユニバーサルデザイン(年齢、障害の有無、国籍などにかかわらず誰もが利用しやすいように考えられた、製品やサービスの設計のこと)に関する各種事業を手掛ける株式会社ミライロが主催する検定。
ユニバーサルマナーとは同社が提唱する概念で、高齢者、障害者、LGBT、外国人など、多様な属性をもつ人々が暮らす現代社会において、自分とは違う誰かの視点に立ち行動するマインドとアクションのこと。
ビジネスにおいても多様な属性の人々を考慮した商品設計や適切なコミュニケーションを実践できないと生き残れない時代ですので、そうした対応を考えるうえでのヒントやきっかけになるでしょう。
検定の受講・受験フローとしては、eラーニング、オンライン講座受講、会場受験の3種のルートから選択することができます。

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