2021.12.14

2021年に受けた資格試験で印象に残ったものを振り返る

2021年も残りあとわずか。ということで、私が今年2021年に受けてきた資格・検定試験の中で、特に印象深かったものを振り返ってみたいと思います。

半導体技術者検定 エレクトロニクス3級
試験日:2021年6月16日(水)
ITやメカニックの基盤を構成する要素として不可欠な、半導体の製造や品質管理に関する知識を問う検定。合格はなんとかできましたが、出題内容はかなり難しかった印象ですね…。
物理や電気電子分野の高度な知識が必須だというほどでもありませんが(トランジスタなど基本的な電気回路の知識はあったほうがいいですが)、きわめて微細な構造や技術を扱うため、なかなかビジュアル的にイメージしにくい内容が多いのがつらいところ。3級(一番低いランク)でこのレベルか…!!!という感じでした(笑)が、半導体分野はいま注目の業界であることは間違いないので、2級以上ももっと勉強してみたいです。

農業経理士
試験日:2021年7月4日(日)・11月21日(日)
一般的な会社における会計・経理スキルを問う「簿記検定」とはまたちょっと異なる、農業や畜産業といった業界の事業者における会計知識を学べる検定。「農業簿記検定」の上位版的な位置付けにある資格でもあります。
農業経理士は「農業簿記検定1級」「経営管理」「税務」の3つの試験に合格することで認定されます。農業簿記検定1級は2016年にすでに合格していたのですが、今年7月に経営管理、11月に税務の科目に合格できたので、農業経理士の称号認定を無事ゲットすることができました。
少し特殊な業界や法人向けの会計実務をテーマとした検定としては、今年ほかにも「公益法人会計検定」「NPO法人会計力検定」を受験してみたのですが、会計分野の知見を横断的に広げることができた感じで、たいへん勉強になりました。
関連記事:普通の会社“以外の法人”向けの会計系検定

SDGs検定
試験日:2021年9月5日(日)
最近本当にいろんなところで聞くようになってきたキーワード「SDGs」の検定があるということで、ぜひこの機会にSDGsについてあらためて勉強してみようと思い立って受験してみました。
公式サイトに挙げられている参考図書や、過去に受験された方の受験体験談(ネット記事)を読んで勉強して臨んだのですが、どうやら今回の試験は例年よりかなりひねった出題内容となっていたようで、結果は不合格…。また来年以降再チャレンジしたいと思います。
これからの時代にぜひ理解しておきたいSDGsの考え方・トレンドや、実際にSDGsをビジネスや地域の活動に結びつけている事例なども学べて、たいへん興味深い内容でした。
なお、SDGsに関連する資格として11月21日(日)には「金融検定 SDGs・ESG金融」という試験も受験しました。

宗教文化士認定試験
試験日:2021年11月14日(日)
仏教・キリスト教・イスラム教・ユダヤ教・ヒンドゥー教といったさまざまな宗教文化について総合的に理解できる検定。
ダイバーシティ(多様性)の時代ということで以前から興味は持っていた試験なのですが、従来は受験資格として一定の学歴要件を満たす必要があったため受験できていなかったところ、今年から受験要件が緩和。公式のe-learningを履修することにより受験資格が得られるようになったので、さっそく受験してみました。
試験は自宅PCからオンラインで受験しましたが、「Zoom画面経由で監視されながら受験する」という少し珍しい形式での試験。論述問題もありちょっと大変でしたが、世界の宗教文化についてあらためて学ぶきっかけとなったのはよかったですね。世界史や地理、国際情勢に関する知識・教養も深まる内容です。

銭湯検定 2級
試験日:2021年12月4日(土)
最近、銭湯やサウナがリバイバル的なブームになっています。銭湯検定には過去に4級・3級に合格しており、2級も実は2019年に一度受験しているのですが残念ながら不合格だったため、今年2回目の受験をしてまいりました。
銭湯検定の参考書はもともと『公式テキスト1 歴史と建築から学ぶ風呂文化』が存在していたのですが、2020年に『公式テキスト2 心と体に効く究極の入浴医学』が追加で発刊され、出題範囲が少し広がった形になっています。従来は銭湯の歴史・文化・設備といった内容が主体だったのですが、入浴・温泉・サウナの健康効果についての知識も出題内容にかなり入ってくるようになりました。
結果は無事合格していたのですが、結果通知が試験日の3日後というありえない早さで届いたのが驚きでした(笑)
引き続きコロナ禍のご時世ですが、入浴の健康効果も活用しつつ今後に備えていきたいものです。

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