2022.06.28

大河ドラマをより楽しめる歴史教養系検定

北条義時を主人公とした2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がいま話題ですが、大河ドラマは日本史や歴史人物の知識があるとさらに何倍も楽しめます。
たとえば「この歴史上の出来事は、通説ではこうだったとされているけど、そこをあえてこういう脚本にしてきたかぁ」といった楽しみ方もできるのです。
ということで今回は、大河ドラマをより楽しめるだけではなく、ビジネスパーソンとしてぜひ身に付けておきたい歴史教養が学べる検定をご紹介します。

鎌倉観光文化検定(鎌倉検定)
「鎌倉殿の13人」を鑑賞するなら、今年3年ぶりに満を持して実施される鎌倉のご当地検定、鎌倉観光文化検定にも要注目です。(2020年・2021年の試験はコロナ禍の影響で中止)
一般的なご当地検定では、その地域の歴史・自然・産業・文化・人物などが試験範囲となりますが、鎌倉検定はその中でも特に歴史(鎌倉時代)の比重が高いのが特徴。一般的な歴史の教科書などよりもさらに深く鎌倉時代のことを学ぶことができます。
鎌倉検定を学んでから「鎌倉殿の13人」を観るとより深く楽しめるのはもちろん、観光地としての鎌倉をより満喫できる知識(寺社仏閣や祭りなど)も身につくことでしょう。

歴史能力検定
歴史をテーマとした検定の代表格といえばやはりこれ。試験ランクは5級~1級がありますが、3級以上は「日本史」「世界史」と試験区分が分かれています。(「2級世界史」「1級日本史」など)
一部大学の入試では歴検合格者に優遇措置があることもあり、中高生が歴史の知識をはかるために活用されている検定ですが、大人が教養として歴史を学ぶのにも有用。特に最上級の1級はかなり深く広い知識を問われるので、歴史好きの方はぜひ挑戦してみては。
数ある歴史トピックから「次はどんなテーマや人物の大河ドラマが作られるか?」を予想してみるのも面白いでしょう。

歴史人検定
歴史ファンのための月刊誌『歴史人』の公式検定。自宅PCからも受験可能なオンライン試験として実施されています。
この検定は毎回異なるテーマ(時代)が設定されるのが特徴で、第0回試験(プレテスト)は「戦国時代編」、第1回試験は「幕末維新編」をテーマとして実施されました。第2回試験は今のところ2022年12月頃に予定されていますが、次はいよいよ「鎌倉時代編」が実施される可能性が高いのではないでしょうか。
他の歴史系検定と比べると、いかにも歴史の教科書に出てきそうな内容というよりは、雑学知識やこぼれ話的な問題の比率が高い感じなので、歴史ビギナーから歴史フリークまで幅広い層の方が楽しめる内容となっています。

家康公検定
2023年の大河ドラマ「どうする家康」もいよいよクランクインしましたが、愛知県岡崎市のご当地検定「家康公検定」もぜひチェックしておきたいところ。
この検定も回ごとに異なるテーマが設定されるのが特徴で、2021年試験では「家康公の生涯と江戸打入り」、2019年試験では「家康公と三河武士たち」というテーマで出題されました。
徳川家康をテーマとした大河ドラマ作品としては、過去作にも「徳川家康」(1983年)や「葵 徳川三代」(2000年)があり、戦国時代~江戸時代を舞台とする大河ドラマではほぼ必ず登場するということもあって、家康は大河ドラマへの登場回数が最多の歴史人物だともいわれています。
大河ドラマの作品ごとに家康の人物像や設定にはかなりの振れ幅があったりもしますが、いろいろな作品の家康を見比べてみるのも面白いです。

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