注目のCBT資格(自宅受験型)・その1
コロナショックを受けて最近注目が高まってきているCBT(Computer Based Testing)資格。
前回は「注目のCBT資格(テストセンター型)・その1」をお送りしましたが、今回は、テストセンターに出向く必要すらなく、自宅のパソコンから受験できてしまう資格・検定についてご紹介します。
ウェブ解析士
ウェブマーケティング・ウェブメディア運用に欠かせない、アクセス解析やサイト構築のスキルを高めることができる資格。
「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3つのランクがあり、講座受講・認定試験合格・レポート提出などのフローを経て資格認定されますが、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」についてはすべてのフローをオンラインのみで完結できます。もちろん自宅のパソコンからでも可。
オンライン講座やオンライン試験のスケジュールは公式サイトに随時掲載されますのでぜひチェックを。
採用力検定
これまでありそうでなかった「採用」「人事」をテーマとした検定。リクルートグループほか人材関連業界の有識者・専門家が多数参画し、2019年から実施されています。
試験は自宅のパソコンからでも受けられるCBT形式ですが、受験可能な日は特定の期間内のみに限られているのでご注意。ちなみに第2回試験は試験期間が2020年1月15日~5月29日、申込締切が5月15日となっています。
効果的な人材採用を行うためのマインドやノウハウを身に付けることができ、人事・経営部門のビジネスパーソンにとって非常に有用な検定です。
ビジネス数学検定
「数学検定のビジネスパーソン版」ともいうべき検定で、数学検定と同じく公益財団法人日本数学検定協会により実施されています。財務諸表分析・統計処理・ゲーム理論など、ビジネスに役立つ数学の理論や応用ノウハウを身に付けることができます。
本家の数学検定はペーパー試験のみで実施されていますが、ビジネス数学検定は2006年の設立当初からWeb試験形式で実施されており、自宅受験型検定の先駆けのひとつだといえるかもしれません。基本的に毎年偶数月に随時受験可能です(検定日一覧はこちら)。
1級合格者は成績優秀者として公式サイトに氏名を掲載することも可能なので、ぜひチャレンジしてみては!? ちなみに実は私鈴木所長の名前も掲載されていますので、ぜひ探してみてください(笑)
インターネット旅行情報士検定
JTB総合研究所の主催による、インターネットでの旅行情報検索に関する実務知識をはかる検定ですが、問われる内容が非常に独特で面白いです。
セキュリティやネットワークなどのIT知識に加えて、検索能力を問う問題として「○○という旅行情報サイトにアクセスし、以下の条件で温泉地の検索を行い、該当の温泉地の名称を答えなさい」「この画像(ある名画の一部)を検索サイトで画像検索し、当該作品を所蔵する美術館を答えなさい」というような一風変わった問題が出ます。「こんな便利な情報収集ができるこんなサイトがあるのか!」という新しい発見もあるので、旅行好きの方にもおすすめです。
毎年5月・11月頃にそれぞれ10日間ほど試験期間が設定されており、自宅受験型のCBT試験の中では受験可能期間が比較的短いので、その点はご注意ください。