注目のCBT資格(テストセンター型)・その6
受験する日時・会場を自由に選んで受験できるCBT(Computer Based Testing)形式の注目資格について定期的にご紹介しています。
今回は、全国各地のテスト事業者の施設やパソコンスクールなどで受験できる「テストセンター型」のCBT資格・その6です。
日本ラーメン検定
日本ラーメン協会が主催する、日本全国のラーメン文化や歴史を楽しく学べる検定。級(試験区分)がちょっと面白い体系になっていて、無料で受験できる初級に合格すると、中級は「北海道」「東北」「関東」「中部」「関西」「中国・四国」「九州・沖縄」の7エリアから1つずつ選択して受験していくことになります。そしてこの7エリア中、3エリアに合格すると準上級、全7エリアに合格すると上級に認定されるという珍しい形になっています。全国各地の有名店や名物ラーメンの特徴などが出題されるので、勉強すればするほどさらにいろんなラーメンが食べたくなってくること請け合いです。
リユース検定
日本リユース業協会が実施する検定で、リユースショップ営業に必要な知識を備えた人材育成を目的として実施されています。持続可能な循環型社会形成のための取り組みとしてリユースが近年注目されていますが、リユース業の適切な運用のためには古物営業法などの知識も必要です。そうした営業実務のノウハウをまとめた「リユースハンドブック」が公式テキストとして設定されています。全国のテストセンターで受験可能なCBT試験ですが、試験実施期間は「毎年2月、5月、8月、11月」と特定の月にのみ受験可能となっていますので、ご注意を。
金融業務能力検定
FP技能検定の主催団体としても知られる、金融財政事情研究会が実施する検定。主に金融機関の行職員を対象とした試験ですが、実務経験等の受験要件は特に設けられておらず、誰でも受験することができます。従来はペーパー試験形式で年3回の試験が行われていました(FP技能検定と同じ日)が、現在は基本的にCBT形式に移行されています。「預金コース」「融資コース」「事業再生コース」「財務戦略コース」など数多くの試験種目が用意されており、自分が向上させたいスキル分野のコースを選んで受験することができます。
通販エキスパート検定
通販やネットショップのマーケティングやマネジメントにかかわる知識・スキルを身につけることができる検定。試験区分としては従来3級~1級がありましたが、その上に最近「スペシャリストコース」として「カスタマー・セントリシティ」「データドリブン・マーケティング」の2つの試験区分が新設されています。通販・ネットショップはコロナ禍を受けて今後注目度が高まってきているビジネス領域でもありますので、ぜひこの機会に学んでみてはいかがでしょうか。