
2025年誕生の注目資格・その3
毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2025年誕生の注目資格・その3です。
C#プログラミング能力認定試験
第1回試験日:2025年4月試験開始
IT領域を中心に各種資格試験を実施している株式会社サーティファイからリリースされた新資格。これまでに「C言語」「Java」「Python」といったプログラミング言語の認定試験が実施されていましたが、このたび「C#」の試験がラインナップに加わることとなりました。
C#とはMicrosoft社が開発したプログラミング言語で、C言語やC++から派生してできた新しい言語。Windowsとの相性が良く、効率的にアプリ開発ができる言語として、近年幅広い分野で利用されており、いま注目のプログラミング言語のひとつです。
当記事執筆時点では団体受験でのみ実施されることとなっていますが、追って個人受験(公開試験)も提供開始される予定です。
知的障がい支援士
第1回試験日:2025年4月試験開始
介護・福祉の領域の中でも「知的障がいのある方々への福祉・支援」というテーマに特化した新資格。
知的障がいのある方一人ひとりに最適なサポートができる支援者育成のために創設された資格制度で、eラーニング講座(随時受講可能)を受講したうえで認定資格試験にパスすることによって資格認定されるという形式になっています。
知的障がい支援にまつわる実践的な知識を身につけることができる内容となっており、講座のカリキュラムは「支援のための基礎知識」「障がい福祉関連法と制度」「対人援助の技術」といった内容から構成されています。
バックオフィスプロフェッショナル検定
第1回試験日:2025年6月8日(日)
総務、法務、財務経理、人事、労務といったバックオフィス業務全般にわたる知識・スキルを評価する新資格。企画・管理系部門のプロフェッショナル人材創出を目指す検定です。
出題範囲は「経理財務」「人事労務」「法務総務」「ITリテラシー」「時事問題」の5領域からなり、結果は合否ではなく各領域の点数が出される、スコア方式の検定試験となっています。
経理や法務といった個々の領域の資格・検定試験は従来から数多く存在していますが、バックオフィス領域全般について横断的に幅広く取り扱う試験というのはこれまでほとんど例がないもので、たいへん興味深い検定です。
エクセル会計スペシャリスト
第1回試験日:2025年夏開始予定
Microsoft Office Specialist(MOS)試験などを運営するオデッセイ コミュニケーションズ社から、この夏リリース予定の新資格。「簿記」と「Excel」をミックスした内容が問われる試験です。
会計の実務では簿記の知識が必要なのはもちろんですが、集計やグラフ化といったExcelを使った関連業務も多くあるものです。つまり「簿記」と「Excel」は会計実務に必要なスキルの両輪ともいえ、これら双方の実践的スキルを高めるツールとして大いに期待される資格です。
試験形式はMOSと同様、実際にExcelを操作しながら解答するCBT形式となっており、知識だけでなく実践的なExcel操作スキルが求められる内容となっています。