2020.01.14

試験直前期はメンタル管理が超重要

1月に入りました。この時期は資格試験の実施数はそれほど多くないのですが、大学・高校入試の「試験直前期」シーズンですね。喫茶店や図書館などで、最後の追い込み勉強をがんばっている中学・高校生の姿を見かける機会も多くなりました。
試験直前期の勉強法については昨年の今頃に「試験直前期の勉強法のポイント」という記事を書いていますのでそちらもぜひ参考にしていただければと思いますが、今回は入試や資格試験の直前期のメンタル管理について書いてみたいと思います。

多くの人にはあまり意識されていないようですが、「メンタル管理」は試験対策においてかなり重要な位置を占めます。
メンタルが弱かったり不調だったりすると、試験日が近づいてくるにつれて焦りや不安に押しつぶされてしまい、勉強のパフォーマンスが落ちたり、体調を崩してしまったりします。
試験で結果を出すためには「①合格に必要な実力」×「②その実力を本番でしっかり発揮できるか」の掛け算が重要です。いくら①の実力があっても、試験本番で緊張や焦りなどでうまく実力を発揮できない(②が100%でない)のでは、良い結果は出せません。
結果を出せるプロスポーツ選手は、技術や身体能力が優れているのはもちろんのこと、この「メンタル」に関して常人と違うものをもっている点が実はすごいのだと私は考えます。

試験直前期のメンタル管理にあたっては、とにかくポジティブ思考を心がけるというか、何かにつけて「ネガティブな思考にならない」ことを意識しましょう。
例えば、試験2週間前の大事な時期に風邪やインフルエンザにかかってしまい、直前期の予定や勉強計画が少々狂ってしまったとしても、「試験当日ではなくてこの時期にかかっておけてむしろラッキーだった」とポジティブに考えるようにしましょう。
また、試験直前期に不安になるのは、試験の結果云々というよりも「行ったことのない会場に一人でちゃんと行けるか」「当日うまく行動できるかどうか」といったことが単純に不安ということも意外と大きいものです。
このような不安は「適切に予行演習やシミュレーションを行う」ことで軽減できます。可能な範囲で試験会場に一度足を運んで移動ルートを確認したり、試験当日と同じタイムスケジュールで過去問を解いたりしてみましょう。
このような予行演習は「一度実際にやってみたことがあるかないか」で、気の持ちようが大きく違います。一度やったことがあれば本番でも冷静に行動できるはずです。

また、お守りやパワーストーンのようなグッズも、メンタル管理の観点からすると意外と有用なアイテムです。
自分にとって「それを見ると落ち着ける・それがそばにあると落ち着ける」アイテムが何かあるのであれば、心を落ち着けたりメンタルをリセットしたり精神を集中したりするスイッチとして活用してみるとよいでしょう。

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