2019.06.11

2019年誕生の注目資格・その2

毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきたいと思います。今回は、2019年誕生の注目資格・その2です。

知識検定
第1回試験日:2019年2月24日(日)
出題範囲は「森羅万象」で、2級は試験時間80分間で四択問題を250問、1級は5時間で1,000問解くという、とんでもない試験。出題ジャンルは「①ことば、②地理・歴史、③政治・経済、④社会、⑤国際、⑥自然科学、⑦生活、⑧スポーツ、⑨芸術、⑩カルチャー」の10分野に分かれており、まさにこの世のあらゆることに関する「知」を問う検定として第1回試験が2月に実施されました。結果通知には自分の全国順位も記載されます。クイズや雑学好きの方が多数受験されていたようで、第2回の実施が楽しみですね。

認定ハラスメント相談員試験
第1回試験日:2019年7月21日(日)
パワハラ・セクハラなど職場内・組織内でのさまざまなハラスメントによって起こるトラブルが日々ニュースで取り上げられる昨今。会社・組織の規模にかかわらず、相談窓口の設置や相談員の配置などの各種ハラスメント予防措置をとることが求められてきていますが、そうしたハラスメント相談員(カウンセラー)に必要な知識や技能を認定する試験です。人事・労務に携わるビジネスパーソンにはぜひチェックしてみていただきたい資格ですね。

マイナンバー保護士認定試験
第1回試験日:2019年7月21日(日)
数年前にマイナンバー(個人番号)制度が導入されることとなった際、「実際、企業として何をどう対応しなければならないの?」「もしマイナンバーが漏洩したらどうなるの?」と日本中に混乱が広がったことは記憶に新しいところです。当時からすでに「マイナンバー実務検定」が存在しており、マイナンバー制度に関する基礎知識を学ぶきっかけとして多くの人が受験していましたが、このたびその上位資格としてこの「マイナンバー保護士」資格が新設されました。より高度・厳正な安全管理措置の運用のためのノウハウを学ぶことができる資格です。

相続検定年金検定
第1回試験日:2019年10月20日(日)
金融・企業経営に関する知識の啓蒙・普及事業を行う、一般社団法人日本金融人材育成協会によって今秋新設される検定。高齢化社会の進展によって今後ますます重要性が高まってくる「相続」や「年金」の知識ですが、こうした分野は学校などで専門的に学ぶようなものでもなく、重要であるにもかかわらずなかなか知る機会が少ないのが実際のところ。法改正も頻繁に行われる分野でもあり、最新の動向を学ぶきっかけとして活用できる検定といえそうです。ファイナンシャルプランナーや社労士・税理士といった専門家の方がコンサルティング力を高めるための勉強手段としても有用でしょう。

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