2020.03.17

仕事と勉強を両立したいなら、勉強時間捻出より仕事時間削減を志向すべき

多忙なビジネスパーソンの皆さんの中には「資格を取りたいけれど、仕事が忙しくて勉強する時間がとれない」という方も多いかもしれません。
忙しい仕事と並行して勉強時間を確保するためのコツは、「仕事が終わった後、余った時間で勉強する」という発想ではなく、「勉強する時間を先に設定して(決めて)しまい、それを実現させるために仕事を時間内になんとしても終わらせる」という逆の発想で考えることです。

例えば、「仕事が終わるのは19時くらいになるか、もっとかかってしまうかはわからないけれど、まあとにかく仕事が終わってから勉強しよう」ではなく、「勉強時間として19時から21時までは絶対に確保したいから、18時までにはなんとしても仕事を終わらせる」と決めてしまうのです。
仕事を日々高いレベルでこなしながら勉強や趣味や家族のための時間をちゃんと確保できる人は、このような考え方というか、優先順位のつけ方をしっかりできる人です。

そもそもですが、「仕事以外のあいた時間で勉強しよう」という考え方から抜け出せないでいると、忙しさを理由に勉強を先延ばし先延ばしにするクセがついてしまいます。これでは「勉強したい気持ちだけはなんとなくある」という状態のまま、ただ時間だけが無為に過ぎるという状況に陥りがちです。
言ってしまえばこれは、勉強しない言い訳を時間のせいにしてしまっているだけです。

「時間は作るものだ」という言葉もありますが、「勉強時間をいかに作るか」ということは、裏を返せば「勉強以外に使っている時間をいかに減らすか」ということです。
勉強に使える時間をいかにひねり出すかという発想ももちろん大事なのですが、それ以前に「仕事を効率化させて仕事にかかる時間を減らす方法」を考えたほうが、自分の人生や生活全体のパフォーマンス・充実度を向上させることにもつながり、より有益なはずです。
勉強のパフォーマンスを上げるためにできることは、なにも勉強のやり方を工夫することだけではありません。あなたの人生の「勉強以外の時間」を最適化・効率化することが、間接的に勉強にもプラスの効果をもたらすこともあります。

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