2025.03.25

2025年誕生の注目資格・その2

毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2025年誕生の注目資格・その2です。

保育施設運営管理士検定(園長検定)
第1回試験日:2025年1月26日(日)
第2回試験日:2025年6月8日(日)
保育施設・幼児教育施設の施設長や管理職などを対象とし、「園長のための資格試験」として一般社団法人 未来創造連携機構 これからの保育研究所により創設された検定。
試験内容はマネジメントの理論・考え方や、業務・人材・職場環境のマネジメント方法論などからなり、保育施設運営のマネジメント能力向上、働きやすい職場づくり、不適切保育やハラスメントの防止などを目指して実施される資格試験です。
試験はオンラインで実施され、1月に実施された第1回試験に続いて早くも6月には第2回試験が予定されています。e-learning等の対策講座も用意されています。

認知症資産相談士
第1回試験日:2025年2月開始
超高齢化が進む日本では、2025年には高齢者の5人に1人、2060年には3人に1人が認知症になると予測されています。認知症になると預金引出しや不動産取引に制限がかかったり、医療や介護の負担が増大したりして、家族にさまざまな経済的・精神的な負担がのしかかります。
これによって家族間トラブルや資産凍結などの問題につながるケースも多いのですが、法務・税務・医療・保険などの正しい知識を持ち、事前に適切な資産管理対策を講じておけば、こうしたトラブルやリスクを最小限に抑えることも可能です。
認知症資産相談士はこうした領域の専門家育成を目指し新設された資格で、高齢化が進む日本においてこれからさらにニーズが高まってくるであろう各種知識を身につけられる内容。オンラインで講座を受講し、WEB試験に合格することによって資格認定されるという取得フローになっています。

ウェルビーイング検定
第1回試験日:2025年2月15日(土)
人々の働き方やライフスタイルの多様化に伴い、「ウェルビーイング」という概念・考え方が近年注目されています。ウェルビーイングとはwell(よい)とbeing(状態)からなる言葉で、世界保健機関(WHO)によると「個人や社会が経験する良好な状態を指し、健康と同様に日常生活を支える一要素であり、社会的、経済的、環境的な条件によって決定される」ものとされています。
ウェルビーイングの知識・スキルを習得し、企業の福利厚生向上や社会全体の幸福度アップの実現を目指す検定として、一般社団法人 日本ウェルビーイング連盟によりウェルビーイング検定が創設されました。
「テキストを用いた講座+検定試験(オンライン)」の修了により資格認定されるという形式となっており、「ファイナンシャル」「キャリア」「コミュニティ」「ソーシャル」「フィジカル」の5つの領域のウェルビーイングについて体系的に学べる内容となっています。

藤田観光検定
第1回試験日:2025年3月13日(木)~12月1日(月)
「ワシントンホテル」「ホテル椿山荘東京」「箱根小涌園 天悠」など国内外で数多くの宿泊施設を運営する藤田観光株式会社が主催する検定。ホテルや旅館にまつわる「明日誰かに話したくなる豆知識」を問うという、たいへん興味深い試験内容となっています。
試験区分は3月に開始された「入門編」と、11月頃に実施予定の「応用編」があります。入門編の出題テーマは「文化」「体験」「歴史」の3つがあり、2025年3月時点では「文化」テーマの受験が可能。「体験」は5月、「歴史」は8月から実施予定となっています。
入門編・応用編それぞれに合格特典があり、「箱根小涌園ユネッサン」へのご招待(入場無料)や、THE FUJITA MEMBERS会員ポイント、宿泊券、食事券などの各種特典が用意されています。受験料無料のオンライン検定なので、ぜひ多くの方に気軽に挑戦してみてほしい検定です。

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