2021.10.12

2021年誕生の注目資格・その5

毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2021年誕生の注目資格・その5です。

データサイエンティスト検定
第1回試験日:2021年9月11日(土)~30日(木)
昨今ニーズが高まっている「データサイエンス」の知識・スキルを高めることができる検定。一般社団法人データサイエンティスト協会の主催によるCBT試験(テストセンター型)として実施されますが、受験可能期間は通年ではなく、年2回(春・秋)の一定期間中のみ受験可能となっていますのでご注意を。
いくつかのスキルレベルが設定されていますが、開始当初の2021年秋試験では入門編の「リテラシーレベル」の試験区分のみがリリースされています。
試験内容はAIの利活用に関する知識・最新動向や、統計学、データや図表を読み解くスキルなど。公式テキストが非常によくまとまっていて、データサイエンスを基礎から学びたい人にはうってつけです。

データサイエンス数学ストラテジスト
第1回試験日:2021年9月試験開始
1件目と似たようなテーマの検定ですが、こちらはあの「数学検定」を主催する公益財団法人日本数学検定協会が実施する試験で、データサイエンスの基盤となる数学の知識や活用能力に主眼を置いた検定となっています。
受験級は中級と上級の2区分が設定されていますが、中級は数学検定準2級程度レベル(数学I・Aまで)、上級は2級・準1級レベルの数学知識があることが目安とされています。
試験は自宅からも随時受験可能なオンライン試験形式で実施されるので、手軽に受験できるのも特徴です。

DX推進アドバイザー認定試験
第1回試験日:2021年10月31日(日)
第2回試験日:2021年12月12日(日)
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく人材の育成をめざし、この秋新設された試験。情報分野の資格試験を数多く主催する、一般財団法人全日本情報学習振興協会が主催する試験で、他の資格試験と同様、従来型の会場型試験に加えて自宅からのオンライン試験(Webカメラ必要)でも受験可能です。
試験内容は、DXの現状やDX関連の制度・政策、DXの基礎となる技術(AI・IoT・クラウドなど)といった、DXに関してぜひおさえておきたい事項です。
関連資格として、マネジャークラスのDX人材を対象とした「DXオフィサー認定試験」(第1回試験日:2021年11月7日(日))も新設されています。

TCSAインバウンド検定
第1回試験日:2021年12月18日(土)
「添乗員能力資格認定試験」や「旅程管理研修」などの主催元である一般社団法人日本添乗サービス協会(TCSA)が新たに実施する、インバウンドをテーマとした検定。もともとは6月に予定されていた第1回試験が緊急事態宣言の影響で延期となってしまっていましたが、12月に実施されるはこびとなりました。
インバウンド業務にかかわる接遇マナーや心構え、交通機関やコンプライアンスの知識、諸外国の文化・慣習などが身に付く内容となっています。第1回では初級試験のみが実施されますが、今後中級・上級の実施が予定されています。

関連記事