2023.06.27

AIの基本を学べる資格

ChatGPTや画像生成AIなど革新的なAIツールの登場で、AIへの関心が大きく高まってきている昨今。AIをより効果的に利活用していくために、AIのしくみや活用事例について学んでみたいという人も増えているのではないでしょうか。
ということで今回は、知識ゼロからでもAIの知識が効果的に身につく、AIの基本を学べる資格・検定をご紹介します。

ディープラーニングG検定
AIをテーマとした資格・検定の中でも特に人気が高く、年間約2万人が受験しているのが、一般社団法人日本ディープラーニング協会が主催する「G検定」。自宅PCからも受験可能なオンライン試験として年3回実施されています。
ディープラーニング(深層学習)とはAIの機械学習の手法のこと。この検定を学ぶことでAIの理論や活用法について全体像を理解できるようになるので、「AIを活用すると何ができるのか」「AIはどんなロジックで動いているのか」といったことを知りたければ、何はなくともぜひこれを受験しましょう、という存在にまでなっている検定だといえます。
G検定はAIを事業活用する人材(ジェネラリスト)向けの内容なので「G」なのですが、AIの開発や実装に関する技術的な内容をさらに深く学びたい人向けのエンジニア資格「E資格」もあります。

AI検定
「情報処理技術者能力認定試験」などIT系から「ビジネス著作権検定」などビジネス系まで、幅広い分野の各種資格・検定試験を実施する、株式会社サーティファイが主催する検定。
AI社会で活躍するための基礎知識を測定する検定で、出題範囲としてはAI概論、機械学習、深層学習といったAIのしくみに関する内容に加えて、AIの理論にかかわる基礎数学や、AIにまつわる法規・倫理なども含まれます。
7月・3月の年2回、オンライン試験形式で実施されており、出題数のボリュームや受験料はディープラーニングG検定と比べると控え目に設定されているので、より入門的なレベル感から始めたいという人はまずはこちらから挑戦してみるのもよいでしょう。

AI・IoT基礎検定(AIFT)
IoTとは「モノのインターネット」と訳され、各種家電や機器、自動車、センサーなど身の回りのあらゆるモノをインターネットにつないで情報通信を行うことですが、この検定はその名称のとおり、「AI×IoT」をテーマとしています。
試験範囲は「IoT領域」「BIGDATA領域」「AI領域」「SECURITY領域」の4つからなり、「IoTによりデータを収集し、ビッグデータとして貯め、それをAIで分析し、それらの情報を適切に守る」という一連の流れを体系化した内容となっています。
試験はオンライン形式で3月・6月・9月・12月に実施されていますが、現在なんと受験料無料キャンペーンを実施中!(2023年10月までにキャンペーン終了予定)手軽にチャレンジできるのでぜひチェックしてみてください。

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