2019.06.04

資格は「大人の学び直し」に役立つ

「大人の学び直し」というテーマが最近話題です。
ビジネス雑誌などでもたびたび特集が組まれており、その背景には次のようなことが挙げられるかと思います。

・AI化の進展によって「10年後なくなる仕事」が取り沙汰されるようになり、時代が変化しても働き続けられるように継続的な勉強やスキルアップが必要とされる時代になってきた。
・「人生100年時代」と言われるようになり、老後(退職後)の収入源や生きがいについてあらためて意識するようになった人が増えてきた。
・教養・雑学をテーマとした書籍やテレビ番組がブームになり、直接的に仕事や実利に結びつく事柄でなくても勉強してみたいと思う人が増えてきた。

私(資格・検定ラボ所長鈴木)が先日出演したテレビ朝日の番組「100まで楽しむつもりです」は、まさに「人生100年時代」をコンセプトとして生まれた番組だといえそうです。

そんな「大人の学び直し」のきっかけ・手段としてうってつけなのが、資格・検定です。
教養を深めたり、学生時代に学んだことを復習したり、新しいことをイチから勉強したりするためには、学びたい分野に存在する資格・検定試験にチャレンジしてみることがとても効果的なのです。

例えば、趣味の知識を深められる検定として、「日本城郭検定」「山の知識検定」「ワインエキスパート」など。
大人として身につけておきたい歴史や文化などの教養を学べる検定として、「世界遺産検定」「歴史能力検定」「美術検定」など。
お金や法律のことなど、あらためて生活に役立つ知識を学ぶきっかけとなる検定として、「ファイナンシャルプランナー」「消費者力検定」「食生活アドバイザー検定」などの資格・検定があります。

「専門書を読むなりすればじゅうぶん勉強できるのでは」と思う人もいるかもしれませんが、「検定試験合格」という具体的な目標があると、学びへの意欲がより高まります。
また、ただ専門書を読むよりも、問題を解きながら「クイズを楽しむ」感覚で学んでいくほうが刺激があって楽しいですし、「自分で考える」フローを経ることで、より勉強内容が頭に入ります。

学生時代の「やらされる勉強」によって勉強にネガティブなイメージをもっていた人が、大人になってからの自主的な学びを通じて「勉強って実は面白いものなのだな」という考え方に変わるケースも少なくありません。
学びの楽しさに気付き、それこそ「資格マニア」的にさまざまな「直接仕事やお金につながるわけでもない分野」の勉強を積極的にどんどん広げていく人もいらっしゃいますが、素晴らしいことだと思います。

また、資格・検定を通じて、共通の趣味をもつ友人や人脈ができるという効果もあります。同じ資格を目標にもつ人とSNS等でやりとりをしたり、資格合格者のみが参加できる企画を通じて趣味の奥深さをさらに追及したり。
そうした交流を通じてさらに趣味の知識が深まったり、そのジャンルにもっと面白さを感じられるようになったりもすることでしょう。
ぜひ「大人の学び直し」に資格・検定を活用してみてくださいね。

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